Milano Report
2026年はミラノにとって待ちに待った年。2月から始まる冬季オリンピック・パラリンピックに向け、地下鉄の各駅のエレベーターが急ピッチで設置されており、筆者の最寄駅も待望のエレベーターが1月末までに完成予定。近年開通した新しい2本以外の旧路線3本(1 - 3番線)にはホーム階から改札までの上りエスカレーターのみの駅が多いためです。益々快適になるミラノより、オリンピック関連グッズや冬の便りをお届けします。
ドゥオーモ広場にオリンピック公式ショップがオープン
いよいよ2月4日から始まる2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピクに向け公式メガストアが、11月28日(金)にミラノのドゥオーモ広場でオープンした。この店舗は、オリンピックとパラリンピックが終了する2026年3月21日まで毎日営業している。約1,200平方メートルの店内では、テーマ別に分類された商品が販売されている。
衣類(男性、女性、子供)、グッズ、アクセサリー、そして公式マスコットたち(ティナ、ミロ&フロー)のコレクションが並んだいる。その中で一番人気なのがコルティナの雪山をデザインした紺色のセーター。クリスマスセーターとして、冬の休日を過ごすセーターとして、長く着れそうな愛らしい柄で、お値段も55€と比較的手が届きやすく一番売れているらしい。
また、組織委員会の公式スポンサーおよびパートナーであるサロモンとアルマーニとのコラボレーションで開発されたものがコレクションの中で際立っている。特にスポーツウェア専門ブランドで人気のサロモンはデザインも、色も、そして素材もよく、その分、お値段もスウェット100€、パーカー104€だが、長く着れるクオリティではある。
ニット帽(55€)などもスッキリしたデザイン。支払いはオリンピックの決裁パートナーであるVISAカードか現金に限られているので注意が必要。市内にはドゥオモのほか、サン・バビラやカイロリにも店舗を拡大、街中で盛り上がりつつある。

Milano Cortina 2026 Winter Olympics -公式グッズ ドゥオモ店
▶ 公式サイト(ショップ)
場所:ドゥオモ広場
営業時間:9:30 - 21:00 (土日 10:00 - 22:00) 3月21日まで無休
K-Way ミラノのコルソ・ガリバルディに新旗艦店をオープン
フランス発のレインウェア、K-Way (ケーウェイ)は、1965年創設以来、イタリアでもレインウェアの代名詞となって愛され続けている。
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックを目前に、ミラノのコルソ・ガリバルディ 30番地 にあるブティックを全面改装し、新旗艦店をこの秋オープンした。 街で最も活気にあふれる現代的なエリアのひとつ、ブレラ地区の中心部に位置するこの店舗は、ファッションやデザイン、そして近年は観光客でも賑わう地区にあり、ブランドのアイデンティティを高まっている。
新しい旗艦店は150平方メートルの店内で、ミニマルで直線的なコンセプトで製品が際立っている。コルソ・ガリバルディは、ミラノのスポーツウェア、ストリートウェア、カジュアルウェアの新たな中心地として台頭しており、若い顧客層を引き付け、この出店はこのブランドにとって特に戦略的なものとなっているようだ。
新店舗の要であり、特徴的なのは “ル・ヴライ(LE VRAI)・ウォール”だ。この壁は、ブランドの象徴的な製品であるル・ヴライのレインウェア(現在はバージョン4.0 - 140€)へのオマージュ。軽量でポケットサイズの防水ジャケットは、生地、スタイル、機能など、全てにおいて優れたクオリティを誇る。旗艦店は、コレクションを紹介するだけでなく、K-Wayの世界に没入できる体験を提供。ミニマルなスタイルは、アウターウェアの着心地の良さとスタイリッシュなデザインを伴い、ブランドの長年のファンにも、このリニューアルされた空間を通じてK-Wayの世界を発見する新規顧客にも、強く訴えかける場所だ。
K-Wayは、ミラノのフォスコロ通りにあるガレリア内の旗艦店(2階建て、220平方メートル)と、11月20日にオープンしたリナーテ空港内の店舗ですでに展開しており、冬季オリンピック開催に向け、勢いを見せている。

K-WAY 34 Milano
Corso Garibaldi, 30 - 20121 Milano
営業時間:10:30 - 19:30(無休)
キアヴェンナ渓谷で人気「ホワイト・ピッツォッケリ」の店がミラノ上陸!
寒くなると食べたくなる料理に「ピッツォッケリ」がある。通常は蕎麦粉のパスタに茹でたじゃがいもとキャベツ、そしてたっぷりの山のチーズを重ね、サルビアで香り付けした熱々バターをじゅっとかけて仕上げる冬の絶品。
「ホワイト・ピッツォッケリ」も同じ作り方だがパスタが違う。蕎麦粉を使わず、粉とパンとミルクという、どの家にもある材料でニョッキのように丸めたものだ。
ミラノから車だと2時間、コモ湖の北側にあるキアヴェンナ渓谷(ヴァッレ・キアヴェンナ)で1930年創業の人気店「クロット・クアルティーノ」が今年ミラノにオープンし、いま話題になっている。
キアヴェンナ渓谷地方の典型的な居酒屋を意味するクロットから名付けられたが、クロットとは元々地下貯蔵庫のことで、実際本店の所在地も元はクロット。1400年代ごろからあったとされていると公式サイトでオーナーのマウロさんが語っている。
なので、本店の「クロット」で180日間熟成された自家製チーズ「ピウロ(Piuro)180® 」を使用しているのが「クロット・クアルティーノ」の売り!ということだ。
ミラノの支店へ足を踏み入れると、木造の温もりに包まれ、赤と黒のギンガムチェックの店員が元気よく出迎えてくれ、入り口でグラスワインをサービスしてくれる。テーブル席とワイン樽をテーブルにしたスツールの席に分かれ、混んでいる時はスツール席の方が時間制限なく居座れる。
ピッツォッケリを待つ間に絶対おすすめなのがシャット・フルメントゥン(Sciatt Furmentun)と呼ばれる蕎麦粉でチーズ「ピウロ180®」を包んで揚げたもの。もっちりしていて最高に美味しい。
そしてキアヴェンナ渓谷の伝統料理、「ホワイト・ピッツォッケリ」だが、意外にもあっさりした味わいで、地元のワインによく合う。もう一品頼んだポルチーニパスタも美味しく、また、コッテリ料理の付け合わせには、赤キャベツの酢漬けが抜群の相性。デザートは生クリーム好きにお勧め、チョコチップ入りの自家製大盛り生クリームで、なぜか花火のパフォーマンス付き。終始、楽しめ、山に行った気分になれる、この冬、イチオシの店だ。

CROTTO QUARTINO
Via Dionigi Bussola, 9 - 20143 Milano
営業時間:12:00 - 14:30 (ランチは土日のみ) 19:00 - 22:30 無休
▶ 予約サイト
「ザ・サンクチュアリ・ミラノ」ポルタ・ジェノヴァを熱帯の楽園に変えた都会のオアシス
この夏ミラノにオープンした新しい多機能ハブ「ザ・サンクチュアリ・ミラノ」。
ポルタ・ジェノヴァの旧鉄道操車場跡地にオープンし、1万平方メートル以上という面積を占め、かつて倉庫だった2棟のうち1棟を改装。構造は元のまま残し、天井高を強調するため内部に2つの大きなアーチのみが追加された。
2000平方メートルの外部は新しく開発され、プールや亜熱帯植物も含んだたくさんのグリーンが都心のオアシスを演出している。
実際、一歩外へ出ると、活気あふれるナヴィーリオ運河地区だが、「サンクチュアリ」という名の通り神聖な静けさに包まれ、息抜きができる新スポットだ。
デザイン、音楽、料理、ウェルネスが融合した、没入感のある体験ができる「ザ・サンンクチュアリ・ミラノ」は、朝から夜遅くまで営業。かつて列車が走っていた場所に、今ではウェルネス、食、アート、コワーキング、そして企業や個人のイベントにも特化した交流の場の誕生だ。
この空間の中心はレストランだが、広々としたオープンスペースは、特注の家具と調整された照明がミラノの中心にいながら、どこか別の場所にいるような錯覚を生み出している。
木材、粗石、大理石トラバーチン、酸化鉄といった天然素材のエネルギーと、大きなガラス窓から差し込む強烈な自然光に包まれ、日中の屋内は明るく、テーブルはワークショップ、ブランチ、クリエイティブなミーティングに利用可能。
ヨガの無料コースも頻繁に開催され、心地よい音楽の中、ゆったりと身体をほぐしたあと、レストランスペースにはアペリティーヴォのビュッフェが登場。20€でワンドリンクとワンディッシュ。温かいパスタからローストビーフ、フュージョン巻き寿司まである。
もちろん、アラカルトのメニューもオーダー可能。そして夜になると、雰囲気は一変。照明は暗くなり、音楽が流れ、大きなバーが登場。照明が落とされ、キャンドルが灯され、DJがやってきて、自然と踊り出す人も。まるで、バリ島かモロッコへ迷い込んだような心地よい不思議な空間だ。無料ヨガはサイトに登録することで案内が届くシステム。ヨガマットは要持参だ。

THE SANCTUARY MILANO
Via Valenza, 16 - 20144 Milano
営業時間:11:00 - 02:00 (定休日:月曜日)
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