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Paris Report

気持ちのいい季節のパリです。
先月、ドイツでサッカーUEFA チャンピオンリーグ。準決勝戦が開催された際、パリサンジェルマンのホーム球技場に多数のサポーターが押しかけ騒ぎまくり、問題になりました。
シャンゼリゼ大通りでは、爆走した車両数台により負傷者が出ました。そして、決勝戦のインテルとパリサンジェルマンでは、0対5で大勝利しました。
パリの街中は大混乱。お祝いのはずが、多くの人が街に繰り出して破壊行為を繰り返し、なんと機動隊が出動し催涙ガスも使用されました。
政府発表によりますとこの暴動で599人逮捕、2人死亡。
サッカーの夜は家に篭った方がよさそうなパリです。

安全中華

この2、3年でまた中華系のお店が増えているような気がします。
お手頃のお店も多くていいのですが、ほとんどのお店が化学調味料を使っているので、食事に気を遣う方々や、摂取すると具合が悪くなる人達から中華レストランは今まで疎まれていました。
しかし、この頃はパリで生まれフランスの教育で大人になった中国人の人達は、食べ物にも意識が高く、そんな人がオーナーのオーガニック中華店が数件できています。
パリの中に中華エリアも増えていますが、昔からあるヴェルヴィル中華街からちょっと離れたところに化学調調味料を使っていない中華店があると聞き行ってきました。
多分以前はフランス風のカフェだったんだろうと想像できる内装です。メニューには、『グルタミン不使用を補償します』と太字で書いてありました。
ランチは前菜とメインまたは、メインとデザートで16ユーロ。前菜、メイン、デザートは18ユーロ。と良心的な価格です。
友人と私でシェアしようと別のものを頼み、前菜は、さっぱり海藻サラダとカリカリのヴェジの春巻き。メインはこのお店のマダムのイチオシの手作り餃子。日本の物とは違い、厚めの皮ですが、もちもちで美味しかったです。
エビがゴロゴロ入っている焼きそばもボリューミー。デザートは、謎の緑の物質ですが、喉越しが良く、スッキリでした。化学的な物が、入っていないせいか食後、胃もたれもなく、うま味調味料がなくても美味しいものが作れる証拠だと確認しました。

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Le Petit Pékin(ル・プティ・ペキャン)
162, avenue Parmentier 75010 Paris

ショコラティエ

ナポレオンが、妃になるジョセフィーヌにプロポーズしたロマンティックな館が、シャンゼリゼの近くに残っています。今は、三ツ星レストランのPavillon Ledoyenです。そちらのスターシェフYannick Alleno 氏と同店の元シェフドパティシエAurelien Rivoire 氏が、コラボして作ったチョコレート店が、[Alleno&Rivoire] です。
オペラのギャラリーラファイエット食品館と7区にお店がありますが、拙宅から近くのサンジェルマンのお店に行ってきました。
店内は、モノトーンの大理石の壁で高級感が溢れています。「何にしよーかな」と思っていると、どこのチョコレート屋さんでもしてくださる、「お味見いかがですか?」の声。
待ってましたとばかり、はいはいとおすすめを頂戴。他店と比べるとなんとも柔らかなプラリネ。詰め合わせを一箱注文しました。
そしてこのお店で忘れてはいけないのが『果物のコンフィ』です。
前回はオレンジにしたので、今回は季節のイチゴにしました。まだ、日本に入っていないようですので、パリにお越しのかたはお土産におすすめです。

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Alleno&Rivoire
25 riu du Vieux Colombier 75006Paris

Hotel de la marine

マリーアントワネットが、ギロチン台に立たされ血に塗られた広場。今ではヨーロッパで一番美しいと評されるコンコルド広場です。
昨年はオリンピック会場になったことで、この大きな広場が封鎖されて車やバスは遠回り、地元の人間にとっては迷惑でした。今は通常通りになり、チュイルリー公園やホテルクリヨンが並び、観光客も多い広場です。
以前クリヨンのお隣の堅固な建物からフランス軍の軍服軍人が出入りしていました。「こんな街の真ん中にいかつい軍人さん達?」と思っていましたが実はここは海軍省でした。
2015 年引っ越して長い工事をし、歴史的建造物となり一般公開をしています。元々ここは王室の調度品保管所だったそうです。
見どころ満載なので説明をしてくれるヘッドフォンのグランツアーがお勧めです。一時間半で説明を聞きながら見学できます。
海軍省の物の展示かな?と思いきや18世紀から19世紀のフランス装飾芸術が満喫できます。
実際に王室で使われていた家具、調度品、宝飾品、生活用品などが、展示されています。こんなベッドで寝ていた、バスタブは、こんなんだったんだと驚きます。が、それがよく今まで保管されていたと感心し、修復技術の高さにまた驚かされます。ツアーの最後には、ミュージアムグッズエリアがあり、ちょっとしたプレゼントを購入できます。

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hotel de la marine
2 placed e la Concorde 75008 Paris

CAFE LAPEROUSE

上記の hotel de la marineの見学を終えて一息入れるのに一階にあの歴史的レストランLAPEROUSEのカフェがあります。
18世紀からあるLAPEROUSE の常連は、モーパッサン、ゾラ、プルースト、小部屋がたくさんあるので男性達は、高級娼婦と人目を避けて食事に来ていたそうです。コンコルド広場にできたこのカフェは本店のインテリアと同じスタイルです。
天井が高く気持ちがいいスペースです。ランチタイムが終わってお茶の時間に行ってみました。ハーブティーだけでは、淋しいのでお菓子も。
お店の名前のケーキを頼みました。『Laperouse Blanc Vanille』雪のようなふわふわメレンゲがたっぷりのケーキで、想像していたよりは甘くありませんでした。
サービスは本店のレストランよりもゆったり過ぎてちょっと残念でした。
次回は中庭に面した静かなテラスで朝ごはんにトライしようと思います。こちらは、コンコルド広場から直接入れるので、便利です。

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